【空港から歩いてみました】稚内空港から旧天北線沿いに南稚内駅まで

今年は新型コロナウイルスの影響で、なかなか空港から歩く機会に恵まれませんでしたが、コロナ禍のいま、空港からの移動手段で最も密にならないのが徒歩です!

というわけで、今回は稚内空港から最寄りのJR南稚内駅まで歩いてみました。

稚内駅からスタート

今回初めて稚内を訪れたわけですが、JRで行ったので、まずは空港に向かわなくては始まりません。

空港から歩くために陸路で空港に向かうという、本末転倒なことをしてまで今回歩くかというと、稚内にそうそう来れるわけでもないので、次回来るのがいつになるか分かりません。

そうすると、昨今宗谷本線は北海道内の他の赤字路線とともに廃線が取り沙汰されているので、次に来る時には南稚内駅が最寄じゃなくなっているかもしれないのです。

もし、最寄りが名寄とか旭川になっちゃった日には、もはや簡単に歩ける距離ではなくなってしまいますから、今のうちに歩いておこうというわけです。

空港までのアクセス

ところが、稚内空港に行きたくても、この日は1日1往復しかない東京便が運休のため、この便に接続する空港連絡バスも運休でした。

おまけに空港付近を通る、宗谷バスの曲渕線も今年の3月末で廃止となってしまったため、最寄りの空港入口バス停も廃止になっています。

そのため、直接空港に行く交通機関はなく、宗谷バスの天北宗谷岬線に乗り、自動車学校前バス停から徒歩で空港ターミナルへ向かうしかありませんでした。

稚内空港到着


▲ようやくスタート地点に到着です。この日は午前と夕方に新千歳行きの2便のみの発着のため、行った時間は閑散としてました。


▲ターミナル内のレストランが営業していたので豚丼を注文。十勝の豚丼とは全く違う代物ですが、歩く前に食事ができただけでも助かりました。

出発


▲空港の出口を右折します。目の前は一面草地が広がり、何もありません。


▲空港につきもののレンタカー屋を横目に直進します。

天北線の廃線跡


▲突き当りを右折し、道道121号線に入ります。この道はかつての天北線(1989年廃線)と並行していますが、この辺りは草が覆い茂り、遺構らしきものは全く見当たりませんでした。


▲交差点すぐのところに2020年3月まで運行していた宗谷バス曲渕線の空港入口バス停があります。今では時刻表も取り外され、廃バス停となってしまいました。


▲左折して通称ミルクロードへと入ります。この辺りにかつて1日だけ営業した東声問駅があったはずです。

東声問駅について
稚内空港のジェット化と旧ターミナルビル開業当日(1987年6月1日)の一日限り営業したという東声問駅。

この日だけ稚内空港の最寄りはこの東声問駅でした。

その後、天北線が廃止される1989年4月30日までは隣の声問駅が最寄りになり、それ以降現在までは南稚内駅が最寄りになっています。

ミルクロードから国道へ


▲ミルクロードに入ると、歩道はもう自然に帰ろうとしていました。(歩けません…)


▲白鳥橋で声問川を渡ります。川のほとりに牛舎がありました。


▲左折すると白鳥の飛来地である大沼バードハウスへ行けるのですが、今回は時間的に断念、右折して国道へと向かいます。

天候悪化


▲国道に合流するあたりで雨がポツポツと落ちてきました。


▲大沼に行けばこんな感じで白鳥が見れたはずでした。国道脇の声問駅跡地を横目に先を急ぎます。


▲かなり雨脚が強くなってしまいました。この辺りは風力発電が盛んなほど風が強く、傘を差しても結構濡れます。


▲松浦武四郎、ここをキャンプ地とする。北海道を命名した人ですね。私もここで歩くのを止めてキャンプしたい気持ちになりましたが、今夜は某番組の新作がオンエアされる日なので、何としてもホテルに戻らねばなりません。


▲おそらく最北のマルハン。平日の昼間にも関わらず駐車場はかなり埋まっていました。


▲突然物陰からデカいものが飛び出してきました。エゾシカの方も警戒度MAXでこちらを見ていますが、驚かされたのはこっちの方です…

道北のファミレスへ


▲潮見の交差点まで来ると賑やかになってきました。かつて宇遠内駅があった付近です。


▲最北のマクドナルド。最北の店舗である碑が建っているらしいのですが、寄り道する余裕はなく…


▲当初の予定通り、国道沿いにある西條稚内店へ寄りました。


▲寄り道の目的は西條の2階にあるファミリーレストラン”ペリカン”に行ってみたかったから。


▲ペリカンは西條が経営するファミレスで、道北に4店舗(うち1店舗は休業中)しかありません。


▲ペリカンで早めの夕食をいただき、乗車予定のサロベツ3号の発車時間に間に合うよう出発です。

到着


▲すっかり日も暮れた稚内の市街地を通り抜けます。


▲無事に南稚内駅に到着しました。昼12時台に私が乗車した特急宗谷の後、稚内行きの下り列車は、この後乗る17:19発特急サロベツまで普通列車1本すらありません。それが宗谷本線の現実です。

ルート

今回歩いたルート。途中、西條百貨店(ファミリーレストランペリカン)に立ち寄っています。

時期:10月下旬
歩行距離:約10.5キロ
所要時間:約150分(途中食事休憩含む)

まとめ

今回は10キロ超の道のりに加え、悪天候で道中気持ちが折れそうになりましたが、幸いにしてこの時期にしては気温が高めだったため、雨で濡れても大事には至りませんでした。時期にもよりますが、軽装で行くのはお勧めできません。

また、ターミナルを出ると空港付近は商店もほとんどないので、食事や買い物は空港内で済ませましょう。

天北線は廃止から30年以上が経ち、今回歩いた区間では残念ながらほとんどその痕跡を見つけることが難しくなっています。

それでもかつて鉄路があった場所をのんびり歩き、往時をしのぶのも悪くないかと思います。

残された宗谷本線も将来は明るくありませんが、少しでも長く最北の鉄路が残ることを願ってやみません。

11月から「はまなす編成」が稚内行きの特急宗谷、サロベツに投入されています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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