先日の北海道旅行では「丘のまち」美瑛町を訪れ、レンタサイクルで雄大な北海道の絶景を満喫してきました。
今回はその美瑛の丘陵地帯を自転車で楽しむためのポイントや注意点をご案内します。
美瑛の丘について
美瑛町は北海道のほぼ中心部、旭川の南、上富良野の北に位置します。
町の丘陵地帯には色とりどりの農地が広がり、お隣の富良野と共にこれまでたびたびCMやドラマなどにも登場しています。
まさに北海道を代表する景色の一つと言っていいでしょう。
自転車をオススメする理由
レンタカーで回れば1日で有名観光スポットはほぼ巡ることができますし、私の様に車の運転できない人には定期観光バスという選択肢もありますが、あえて自転車で回ることをオススメします。
○〇の木、○〇の丘、のような定番観光スポット以外にも、丘陵地と遠くに見える十勝岳連峰の風景はどこを切り取っても絵になります。でも車だと気付かずに通り過ぎてしまうことも多く、バスでは自由に降りれないので車窓で一瞬見えるだけです。
そこで小回りの効く自転車なら自由に停めて景色を楽しめる、というわけです。(自由に停める、といっても農地などの私有地内に許可なく立ち入るのは厳禁です)
これは途中、何気なく撮った写真ですがそれなりに絵になります。
自転車選びとお店選びのポイント
美瑛は丘のまちですから急な坂が多いです。というか、坂だらけです(笑)。
日頃からロードバイクに乗って鍛えている方ならともかく、一般の方なら絶対に電動アシスト付きの自転車(以降電動自転車)を借りましょう。普通のママチャリでは駅周辺の市街地の移動以外には向いていません。
宿泊施設が宿泊客向けに無料か格安で提供している自転車は電動自転車ではない可能性がありますので、事前によく確認しましょう。
でも電動自転車なら何でもいいというわけではありません。
電動自転車はバッテリーの持ちによって走行可能距離が変わってきます。もしバッテリーが切れたらただの重たい自転車になってしまうのです。
目的地やルートが決まっている場合はそれに見合った自転車をお店の人に選んでもらえばいいですが、気ままに散策する場合はなるべくバッテリー容量の大きいものを選びましょう。
次にお店選びですが、駅周辺では美瑛駅前で数軒、美馬牛駅前で1軒、レンタサイクル店が営業しています。
料金は車種によって多少の違いはありますが、電動自転車ならどこのお店でもだいたい1時間当たり約600円です。
時間制よりも半日、半日よりも1日の乗り放題プラン料金の方が多少割安になりますし、何より時間を気にせず楽しめるのでおススメです。
例えばレストランに入ったら意外と混んでいて待たされて、その分時間に余裕がなくなって行きたいところ全部回り切れなかったり、時間ギリギリになって必死の思いで自転車漕いで、結局少しオーバーして延長料金取られて却って高くついてしまう…なんてこともあるかも知れません。
料金が横並びならば、なるべく大容量のバッテリーか新しい自転車(バッテリーがへたっていない)を導入していて、整備が行き届いているか、という点を重視してお店を選びましょう。
事前にネットで情報収集することで、ある程度信頼できるお店かわかると思います。
あとは自分の行きたい場所に合わせて、借りやすい(返しやすい)場所にあるかどうか、乗り捨て可能かなども判断材料の一つです。
今回お世話になったレンタサイクル店
美馬牛駅前にある、「ガイドの山小屋」さんです。
美馬牛駅周辺のお店はここ1軒だけで、ほかに選択肢はありませんが、ここなら先に述べた自転車選びで失敗することはないと言っていいでしょう。
バッテリーは大容量のものを付けてくれますし、新車台数も多いですし、目的に合わせて車種選びやコースのアドバイスもしていただけて、1日/半日乗り放題プランで借りれます。
それに四季彩の丘や拓真館といった観光スポットは美瑛駅よりこの美馬牛駅の方が至近なのです。
逆に美瑛駅の北側にあるパッチワークの丘方面は美馬牛から遠くなるため、そちらが主な目的地なら美瑛駅周辺で借りた方が断然近くなります。
あとがき
これは四季彩の丘での一枚です。十勝岳連峰がきれいに見え、青空と共に鮮やかな花々との対比が美しかったです。気温も暑くも寒くもない時期で最高の日和でした。
普段レンタカーで回る方も、ぜひ一度レンタサイクルで回ることを検討してみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。