先日北海道に行く前にJAL国内線PCR検査サービスを利用しました。
搭乗の一週間前まで申し込みが可能ということで、その期限ギリギリになって申し込んだら、郵送に時間がかかるなどして結果が判明したのは出発前日の夕方でした。
もしかしたら出発までに間に合わないのではないか?と気を揉むことになってしまったので、今回利用してみて分かったことや、注意点をまとめてみます。
JAL国内線PCR検査サービスの概要
JALグループ国内線に少しでも安心して搭乗できるように、JALが特別価格で提供するPCR検査サービスです。
主な特徴
- 特別価格2000円(または2500マイル)でPCR検査が受けられる※1
- 検査キットを自宅などに送ってもらい、自分で唾液を採取して送り返す方式なので来院不要
- 申し込みは出発の7日前まで可能
- 検査結果はクリニックが検体受領後24時間以内にメールで通知(土日祝も休まず検査実施)※2
- 検査申し込み後に搭乗キャンセルした場合は通常料金との差額が請求される
※1 検査キット返送時の郵送代(220円)は別途自己負担
※2 陰性証明書は発行されない
対象搭乗期間
2021年3月15日(月)~6月30日(水)
申し込み期間
2021年3月8日(月)~6月23日(水)
※申込期限は出発7日前
例)2021年4月26日(月)出発の場合、2021年4月19日(月)まで申し込みが可能
ポイント
特に離島は検査キットが船便で届けられるため、1週間程度かかる場合があるようです。そのため、なるべく早めに申し込むことが重要です。
対象路線
JALグループ国内線全線が対象で、コードシェア便もJAL便名での予約であれば対象、国際線に含まれる国内区間も対象(ただし、他社券の国際線に含まれる国内区間は対象外)。
対象運賃
JALグループ国内線各運賃。旅行会社で購入した航空券・ツアーも対象、どこかにマイルを含む特典航空券も対象(ただし、他社マイル特典航空券でJAL便に乗る場合は対象外)。
包括旅行割引運賃、団体割引運賃、学校研修割引運賃は対象外。
当日シニア割引、スカイメイトを利用する場合は、航空券購入は当日となるため、先に出発予定日の7日前までに申し込みを済ませたうえで、その申し込み当日に「JAL国内線PCR検査サービス事務局」まで連絡する必要あり。
搭乗をキャンセルした場合
搭乗が確認できない場合には、申し込み時に登録したクレジットカードに通常料金との差額分の12,850円(税込)を請求されます。
つまり、検査申し込み後に航空券はキャンセルしてPCR検査だけを特別価格で受ける、ということはできない仕組みになっています。
ただし、以下の場合は差額は請求されません。
- PCR検査結果が陽性判定だった場合
- 搭乗予定便が減便・欠航になった場合
- 搭乗予定便がまん延防止等重点措置の実施に伴う国内航空券の特別対応対象の場合
※減便・欠航以外の場合は、JAL国内線PCR検査サービス事務局に連絡をしてその旨を伝える必要があります。
ポイント
検査の流れ
- 事前に航空券またはツアーを予約・購入
- JALの申込ページから検査申し込み
- 1日程度でチケットコードを記載したメールがJAL国内線PCR検査サービス事務局から届く
- にしたんクリニックの申込ページでチケットコードを使用して申し込む
- 数日後、にしたんクリニックから検査キットが郵送されてくるので、検体(唾液)を採取し返送する
- にしたんクリニックから検体受領メールが届く
- 受領後24時間以内に、にしたんクリニックから検査結果メールが届く
ポイント
追加費用600円を負担することでヤマト宅急便での発送となり、16時(土日祝15時30分)までに申し込むと、翌日(一部地域は翌々日)着となります。(日曜・祝日も配達される)
また、検査キットの返送時も速達料金を払うことで時間を短縮することが可能です。
実際に利用してみて
さて、ここから実際に私自身が利用してみた感想となりますが、冒頭に書いた通り、結果判明は出発前日の夕方でした。
その原因として、検査キットが届くまでに祝日(春分の日)を挟んだため、その分検査キット到着が遅くなったことが挙げられます。(発送方法でヤマト宅急便を選ばなかったため)
検査キット到着は出発の前々日の夕方(17時前)でした。出発前日までに検査結果を受領するためには、その日最終の郵便ポスト収集時間までに投函する必要があり、それを過ぎると例え速達を利用してももう間に合いません。
最終のポスト収集時間が17時過ぎですから、検査キットを受け取った時点でもうあと20分しか猶予がなかったのです。
そのため、超大急ぎで説明を読み、唾液を採取し、梱包して…本来記事用に写真を撮りたかったのですが、そんな余裕などありませんでした。
検査自体は非常に簡単で、
- 容器に漏斗を取り付け、唾液を2.5~3ml入れたら、漏斗を外してしっかりと容器の蓋をする
- 採取日と氏名を記入した本人確認用のバーコードシールを容器に貼り付ける
- 吸水シートと緩衝材を容器に巻き付け、密封袋に入れる
- 返送用の箱を組み立てて、中に容器を入れる
- 返送用箱の表面に宛名シールと220円分の切手を貼り、裏面に差出人の氏名住所を記入しポストに投函する
という手順になります。
結果、何とか間に合い、無事にその翌日(出発の前日)検査結果を受領することができましたが、予定が決まっているなら早めに申し込んでおくことに越したことはないですね。
私は東京隣県在住ですが、地域によっては更に郵送に日数がかかりますので要注意です。
まとめ
今回初めて利用したJAL国内線PCR検査サービスについてまとめました。
主な注意点としては以下の通りです。
- 旅行をキャンセルした場合は通常料金との差額を請求される
→やむを得ない事情の場合は理由を事務局に説明することで免除になる場合がある - ギリギリに申し込むと、出発日に間に合わないこともある
→なるべく早めに申し込む - 日曜祝日は郵便の配達が行われないため、検査キットの到着が遅れる
→発送時に追加料金を払い、ヤマト宅急便を利用することで日祝も配達される
特にこれからのゴールデンウィーク期間中は、郵送だと時間がかかることになるので要注意です。
それと、不明点はJAL国内線PCR検査サービス事務局に問い合わせる必要がありますが、この事務局はJALの委託先(別会社)となり、ナビダイヤルしかありません。
メールでの問い合わせも可能ですが、経験上あまり回答レスポンスは良くなさそうです。こちらも余裕を見て早めに問い合わせることをお勧めします。
ポイント
検査自体は簡単で、2000円という価格で利用できるのなら、旅行前に受けておいて損はないのではないかと思いました。
ただし、陰性判定が出ても、あくまで検体採取時に新型コロナウイルスの存在が確認できなかっただけですから、感染していないことを100%保証するものではない、ということを念頭に置いて旅行先で行動することが重要ではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。