JR北海道札沼線の北海道医療大学~新十津川間ラストランは当初5月6日の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で4月17日に前倒しで実施されました。
また27日に予定されたいた地元住民向けの列車運行も中止となり、廃止予定の5月7日まではすべて運休となる見込みです。
以前、滝川駅から新十津川駅まで歩き、札沼線に乗車したのは良い思い出です。当時の記事はこちらをご覧ください。
【 #プレス空知 1面 2020年4月18日(土)号より】
郵送販売ご希望の方は、空知新聞社本社までご連絡を!(TEL 0125-22-1333)#ありがとう #札沼線 #新十津川駅 #浦臼駅#地方紙 #新聞 pic.twitter.com/E8E3epJr6g— 新十津川町地域おこし協力隊(A) (@shintotsukawa_A) April 20, 2020
突然の予定変更
一旦は5月6日から4月24日に前倒してラストランと発表されていたのですが、緊急事態宣言の全国拡大を受けて4月16日夜に17日へと再度前倒しが決定されました。
前日夜に発表されたため、あまりにも突然で、当初現地に行く予定だった人達も、予定変更して翌朝現地にいること自体が不可能に近く、諦めざるを得なかったのではないかと思います。
外出自粛要請が出ていても、ラストラン当日には多くのファンが集まってしまい、コロナ感染のリスクが高いと思われていただけに、JRはどう対処するのかと思っていたのですが、こういう形で終焉を迎えるとは…。
ラストラン動画
当日HTBが、新十津川から石狩当別までラストラン列車を空撮で生配信しましたので、惜別の意味を込め、その動画リンクを埋め込んでおきます。
当日見届けることができなかった方も是非ご覧ください。
次の廃線は?
JR四国の牟岐線、阿波海南~海部間がデュアル・モード・ビークル (DMV)導入のため阿佐海岸鉄道に移管される予定です。
DMVは2020年度中に営業開始予定ですが、2020年夏頃までに牟岐~阿波海南間および阿波海南~海部間を運休してDMV導入工事に入るため、JR四国時代に阿波海南~海部間の乗車をするにはもうあまり時間がありません。
また、災害で長期運休となっている路線もそのまま廃止となる可能性があります。もしかすると、もう乗ることができないまま牟岐線より早く廃止となる区間が出てくるかもしれません。
まとめ
コロナの影響でやむを得ないとはいえ、多くのファンにとって残念な形での札沼線廃止区間ラストランとなりました。
感染症によるラストラン前倒しというのは特殊なケースですが、今回の教訓からも突然乗れなくなることを想定して早めに乗っておくことをおすすめします。
あまり考えたくはありませんが、近年災害による不通区間も増えているため、赤字ローカル線の場合はそのまま復旧されずに廃止となってしまうケースも考えられるからです。
最後までお読みいただきありがとうございました。