過去12回のどこかにマイル申し込みをした中で、候補地に新千歳と旭川の両方を入れたケースが6回ありました。
新千歳と旭川では、就航している便数も機材(飛行機)の大きさも違うため、どこかにマイルの割り当て枠が自ずと違ってくるはずです。
今回は、その6回の結果をサンプルとして、新千歳と旭川、ひいては主要空港とローカル空港の当たる確率の違いについて考えてみたいと思います。
新千歳と旭川空港の比較
まず、羽田発の新千歳線と旭川線の1日当たりの便数と、機材の大きさを比較してみます。
運航便数 | 使用機材 | |
---|---|---|
新千歳 | 1日16~18往復 |
B773、B777中心に A350 、B767、B73Hもあり |
旭川 | 1日4往復 | B767 |
JAL国内線の各機材の座席数(クラスJ、ファーストクラスを含む)はB773が500席、B777が375席、A350が369席、B767が261席、B73Hが165席(代表的な座席配置の場合)です。
つまり、新千歳線は便数にして旭川線の4倍以上、さらに使用する機材も一回り大きいものが多いため、提供座席数の違いはさらに広がります。
このように新千歳と旭川に限らず、主要空港とローカル空港では、どこを比較しても(例えば福岡と熊本とか)数倍程度の提供座席数の差があるということです。
以上のことから、どこかにマイルが当たる確率も数倍程度の差があるのではないか、と考えています。
過去6回の結果
それでは過去6回の結果がどうだったか見てみましょう。
回数 | 行先 |
---|---|
1 | 旭川 |
2 | 新千歳 |
3 | 新千歳 |
4 | 新千歳 |
5 | その他(福岡) |
6 | 旭川/span> |
6回中3回が新千歳(50%)、2回が旭川(33%)、1回がどちらでもないその他の行先(17%)となりました。
「その他」が当たった1回も主要空港である福岡になったので、主要空港とローカル空港の比較では4回対2回ということになります。
結果からの考察
予想では提供座席数と当たる確率は比例する、と考えていました。
つまり、旭川1回に対し、新千歳が4回(=4倍)くらい当たるのではないかと思っていましたが、この結果では新千歳は旭川の1.5倍ということになり、その差は思ったよりも小さかったわけです。
この予想と結果の違いについて考察すると、
- サンプル数が6回と少ないため、たまたま旭川が多めに当たった
- 新千歳線のどこかにマイル割当枠が予想より少ない
- 新千歳線のどこかにマイル申し込み数が多い
という可能性があるのではないかと思っています。
新千歳線が便数も座席数も多いということは、それだけ需要もあるということです。
申し込む日によっては札幌で大きなイベントなどがあって搭乗率が満席近くになり、元々空席が少なかった(=どこかにマイルの割り当て枠も少なかった)可能性があります。実際、どこかにマイルの候補地として全く出てこない日もありますから。
次に、新千歳空港は、札幌や小樽だけでなく道内各地へ交通が至便なので、どこかにマイルでも常に人気の候補地だろうということです。
そして旭川が目的地でも、もちろん新千歳経由で行くことが十分に可能なので、どこかにマイルで旭川を狙う場合に新千歳は旭川の代替候補地になりうるのです。実際私もそういう意図で新千歳と旭川を同時に候補地にすることが多いです。
以上のことから、新千歳を候補地に入れて申し込む人は旭川を候補に入れる人より確実に多くなるはずです。その偏りが大きければ、便数や座席数が多くても当たる確率の差は圧縮される、と考えられます。
まとめ
これまでの結果からは新千歳と旭川の当たる確率の差は予想より小さなものとなっています。
まだ6回分しかサンプルがなく、今後どのように収束していくかは分かりませんが、新千歳線の搭乗率が高い時期は意外に当たりにくいのかもしれません。
それでも新千歳の方が旭川より回数多く当たっているという事実もあるので、当たる確率は主要空港>ローカル空港で間違いないと思います。
また今後、回数を重ねて確率に変化が出てくれば、随時記事にしていきますね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。