JALグループの新制服発表。さて、JTA夏服にデザインされている花は?

7月23日、JALグループは2020年4月から着用する新制服のプレス発表を行いました。

今年の1月には新制服プロジェクトのデザイン候補の3案を発表し、一般からアンケートを募集していたのでご存じの方も多いと思いますが、さて最終的にどうなったのでしょうか。
詳細は下記プレスリリースをご覧ください。

今回は現行制服からのマイナーチェンジという印象ですが、女性客室乗務員用にパンツスタイルが選べるようになり、女性パイロット用の制服が新たに加わっています。

当サイトではこれまで「沖縄の花」を推してきたこともあり、独自の視点として、沖縄地区でのみ採用されている、夏季用のかりゆしウェアをクローズアップし、その沖縄らしいデザインの変遷を調べてみました。

なお、本記事に使用している画像は全てJALとJTAの公式WEB、公式SNSから引用させていただきました。

沖縄地区かりゆしウェアについて

この「かりゆし制服」は日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)のパイロット(※)、客室乗務員と沖縄地区の空港・営業所の地上スタッフが夏季に着用するものです。
※パイロット用かりゆしウェアは今回発表された新制服が初導入となります。

▲左から客室乗務員用、客室乗務員用(パンツスタイル)、地上スタッフ用、パイロット用です。

JALグループの女性客室乗務員用制服は、現行から基本デザインが統一され、スカーフだけグループ各社ごとに色違いのものを着用しています。そのため、沖縄地区でも冬服はグループ統一のデザインですが、夏だけ沖縄の花をあしらった南国らしい鮮やかなデザインになるのです。

デザインの変遷

調べた限りでは1999年からJTAでかりゆしウェアが導入されたようで、その当時のデザインは熱帯魚などの海の生物がデザインされていました。また、次代の2007年改定制服では楽器の「三線」がモチーフ。当時のデザインは下記リンク先でご覧になれます。

なお、地上スタッフ用制服は、2004年から「ハイビスカスと沖縄の島々」のデザインでした。

そして2014年から着用の現行制服では客室乗務員、地上スタッフ共に色違いの共通柄で「デイゴとゲットウ」になっています。

新制服にデザインされた花は?

今回発表された新制服では「デイゴをはじめとする5つの沖縄の花」とアナウンスされました。
プレスリリースではデイゴ以外の花の名には触れられていませんので、実際にリリース内の写真を見て確認してみましょう。

あまり柄がはっきり分かる高画質な画像がないのですが、この写真を見る限り、沖縄三大名花のデイゴサンダンカオオゴチョウのほか、ハイビスカスブーゲンビリアではないかと思います。

あとがき

来年4月から新制服に変わるということは、現行デザインの夏服は今年が最後、9月で見納めです。

実は私は残念ながら、未だかつて夏服着用期間中にJTAやRACに乗ったことがないので、那覇空港で地上スタッフの制服しか目にしたことがありません。(でもよく考えれば那覇空港内で客室乗務員も見ているはず、ですが)

もちろん制服を見に行く目的で沖縄まで行くという人はなかなかいないでしょうが、あくまで沖縄に行く動機としてちょっと無理やり旅を計画してみてはいかがでしょうか。

JTAかRACに乗るには羽田発だと石垣、宮古、久米島行きに乗るか、那覇までJALで飛んで離島路線に乗り換えるしかないですし、夏季は繁忙期に入るので、なかなかハードルが高いですが、どこかにマイルで狙ってみるのであれば学校の夏休みが終わる8月下旬以降がお勧めです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。



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