どこかにマイルを使うべきか、やめておくべきか迷った時のアドバイス

当ブログではこれまで何度もどこかにマイルを取り上げて、そのお得感や楽しさを説いてきましたが、むしろ使わない方がいいというか、使うことをお勧めしないケースももちろんあります。

今回はどういう旅行に「どこかにマイル」を使うべきなのか、あるいはやめておくべきなのか、様々な観点から考えてみたいと思います。

どこかにマイルの制約

どこかにマイルはいくつか制約がありますので、まずはそれを確認しておきましょう。

  1. 行き先は4か所の候補地からランダムで決まるため、行き先の指定は不可
  2. 予約可能人数:大人・子供合計4名(幼児は2名まで)
  3. 直行便のみ利用可
  4. 日程は往路搭乗日を含む10日以内
  5. 利用不可日がある(年末年始など)
  6. 申し込みは往路の1カ月前の同日0時から、7日前まで
  7. 往復同一路線利用
  8. 普通席のみ申し込み可

これをもとに、以下に具体例を挙げて説明します。

旅行の目的

目的地がピンポイントで決まっている場合、特に時間の決まっているイベント目的であれば、最寄りの空港が外れた場合にダメージが大きいのでやめましょう。

例えば、札幌のイベントに行く場合を考えます。羽田発で最寄りの空港は新千歳となりますが、他に旭川や帯広、函館でもなんとかなりそうな気もします。そのため、新千歳を含めた道内4か所の組み合わせで申し込んでみても面白い、と考える方もいるかもしれません。

でも新千歳の次に近い旭川空港でも、札幌までバスとJRの特急乗り継いでで片道約2時間半、運賃約5000円掛かります。函館だと札幌(丘珠)から飛行機が飛んでいます。(それだけ遠いということ)
遠ければ、もし途中の交通機関に遅延があった場合、都内のように代替路線があるわけではありませんので、イベントに間に合わなくなる可能性もあります。

そうでなくてもイベントの前後に長距離移動を強いられるわけですから、苦痛になること間違いなしです。

時間に余裕があって、途中で観光も楽しみながら、ということであれば問題ないでしょう。

旅行の時期

繁忙期に使用するのはお勧めできません。

昨年度どこかにマイルが利用不可だった期間は年末年始のみで、夏休みや大型連休などは利用可能です。

そのような旅行費用が高くなる時期に使えばその分お得感が増しますが、どこかにマイルの枠に空きがある路線のみ行き先候補地となるため、希望の路線が検索結果に出てこない可能性があります。

それに1か月以上前から予約することもできないため、行き先が決まるまで宿泊先も決められず、行き先が決まった時にはもう希望のホテルは満室だった、もしくは料金が高いところしか空いていない、なんてこともあり得ます。

他にも繁忙期は早い便に振り替えしたくても満席になる便が多いため、遅い時間で予約して、当日早い便に振り替えるという技も使いづらいです。クラスJに変更したい場合も同様です。

結局トータルで考えると、あまりお得感がなくなってしまう、ということですね。

旅行の行先

特定の行き先にこだわらないのが一番楽ですが、どこかの地方に絞って行き先を考えるのであれば、

羽田発なら、
北海道<新千歳、旭川、女満別、帯広、釧路、函館>か、
九州(奄美を除く)<福岡、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島>を、
伊丹発なら、
東北<青森、三沢、秋田、花巻、山形、仙台>か
九州(離島を除く)<福岡、大分、長崎、雲本、宮崎、鹿児島>を
お勧めします。

これは単純に、たくさん直行便が飛んでいる地方が検索で候補を4つ揃えやすく、旅行計画を組み立てやすいというだけです。

例えば東京発四国狙いだと、<松山、高知、徳島、高松>の4空港をすべて揃える必要があるため、検索で苦労します。

また、大阪発北海道狙いだと<新千歳、函館>の2空港しか飛んでいないため、別の候補地を入れる必要がある=北海道に行けないリスクがあるということです。
もちろん、<青森、三沢>も候補地に入れて「北海道地方」にこだわらず、「北海道+青森県」狙いでもいいわけですが、いずれにしても検索の段階で候補地を多めにしておくと検索が楽になります。

沖縄狙いの場合も同様に別候補地を入れる必要があるため絶対ではありませんが、ちょっと工夫をして、狙い通り沖縄行きを引き当てたことがあります。

旅行の人数

1回の予約で最大4席分予約できますが、複数人で行く場合、行き先がどこに決まっても大丈夫なケースだけ利用しましょう。

例えば、子供連れでとある空港に決まったら、近くに子供が楽しめるスポットがなかったとか、友達同士で申し込んだら、そのうちの一人が行きたくない場所が当たって不満げだったり…

そうなるとせっかくマイルを節約できても意味がありませんので、人数が多いケースほど、事前の計画と同行者への説明をしっかりする必要があります。

まとめ

これまでの自分の経験から思いつくままに書いてみましたが、お得分だけ制約もありますので、その点を十分理解して利用しましょう。
結局のところ、気ままな一人旅が一番なのは言うまでもありません(笑)

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